銭湯・スーパー銭湯の成功事例8選|補助金活用とサウナDX・集客・単価改善の打ち手
目次
冒頭概要
銭湯・スーパー銭湯業界で収益を改善している事業者に共通するのは、「サウナ・岩盤浴の付加価値化」「DXによる省力化とLTV向上」「補助金活用による先行投資の負担軽減」という三つの打ち手を組み合わせている点です。本記事では、補助金活用の採択ポイントと再現しやすい打ち手を8件の成功事例で整理します。
業界構造として、銭湯・スーパー銭湯は燃料費・水道光熱費・人件費という固定費の重さが収益を圧迫しやすく、単価競争に陥ると経営が悪化しやすい構造です。一方でサウナブームを背景に「高付加価値な体験」へのニーズが高まり、単価と滞在時間の両方を引き上げる余地が生まれています。支援制度は、サウナ新設・省エネ設備・DXツール・集客LP制作など幅広い投資に適用でき、経済産業省系補助金を中心に活用しやすい環境にあります。
以下の事例を通じて見えてくるのは、①設備投資(サウナ・省エネ)が単価と粗利率に直結すること、②DXが事務工数削減とリピート率向上を同時に達成できること、③地域連携とSNS発信が補助金採択とブランディングの両面で機能するという三つの成功パターンです。
成功事例
東京・高円寺の老舗銭湯:SNS発信と業務デジタル化で新規顧客を月100人超増やした例
| 項目 | 内容 |
|---|
| 会社名・個人事業主名 | A社(東京都杉並区・家族経営銭湯) |
| 切り口 | 広告宣伝(デジタル)/ITツール活用(集客・広告宣伝)/コミュニティ形成・UGC/レビュー・SNS運用/ブランディング/接客・サービス |
| 会社概要 | 1930年代創業の下町銭湯。杉並区内で家族3名が運営。浴槽は薬湯・白湯・電気風呂を備え、地域高齢者の常連客を主な顧客としてきた。スマートフォン世代の若年層取り込みを課題と認識し、デジタル対応に着手した。 |
| 当初の課題・挑戦 | 常連客の高齢化と来客数の漸減が続き、週末の稼働率が60%台に低迷。SNSアカウントは未整備で口コミ件数も少なく、若年層からの認知がほぼゼロだった。手書きの来場管理と電話対応が業務の中心で、予約・混雑情報の発信も行えていなかった。 |
| 取組み・成功のポイント | Instagramを活用した薬湯・季節湯の日替わり告知という打ち手を軸に、週3回の投稿を半年間継続した。フォロワーが2,000人を超えたタイミングでGoogleマップ口コミ促進キャンペーンを実施し、レビュー件数を3か月で40件以上増加させた。同時にGoogleビジネスプロフィールを整備し混雑状況をリアルタイム表示。予約不要ながらも「来店前の情報確認」行動を促す設計が奏功した。来場記録はスプレッドシートへ移行し、曜日・時間帯別の集客傾向を週次で把握できるようになった。 |
| 成果・今後の展望 | Instagram経由の新規来場者が月100人超増加し、週末の稼働率が75%台へ改善した。口コミ評価は4.1→4.5へ向上し、若年層(20〜30代)の来場比率が月次で8ptほど拡大した。今後はLINE公式アカウントへの誘導と季節湯の予約制イベント化を検討している。 |
| 補助金・助成金 | 活用済。活用が想定される制度:小規模事業者持続化補助金等。使途:Google広告出稿、LP(薬湯・季節湯紹介ページ)制作、スプレッドシート活用支援ツール導入費。採択の論点:SNS・デジタル広告による新規顧客獲得と販路拡大が、売上・労働生産性の改善に直結することを示すこと。 |
| リンク先 | 事例参考:https://www.ntt.com/bizon/kosugiyu.html(NTTビズオン「高円寺の老舗銭湯が挑む『あえて無駄を残す』DX」)/銭湯DX事例概要:https://www.dx-portal.biz/dx-public-bath/ |
東京・足立区のスーパー銭湯:サウナ専用ゾーン新設と回数券廃止で平均単価を改善した例
| 項目 | 内容 |
|---|
| 会社名・個人事業主名 | B社(東京都足立区・スーパー銭湯) |
| 切り口 | 新商品・新サービス/価格戦略・値上げコミュニケーション/商品ミックス/メニューエンジニアリング/ブランディング/リブランディング |
| 会社概要 | 2000年代開業のスーパー銭湯。従業員15名規模で、大浴場・露天風呂・岩盤浴を運営。開業20年超の設備老朽化が進んでいたため、サウナブームを契機に部分リニューアルを実施した。 |
| 当初の課題・挑戦 | 入浴料の低単価競争に巻き込まれ、平均客単価が700円台に固定されていた。回数券の多用により1回あたりの実単価は定価をさらに下回る状況が続いた。サウナは設備が古く口コミ評価が低く、サウナ目当ての若年層が来場しない要因になっていた。 |
| 取組み・成功のポイント | サウナ専用料金プランの新設という打ち手を実施し、ロウリュ対応のフィンランド式サウナ・水風呂・外気浴スペースをセットにした「サウナコース(1,400円)」を設定した。同時に旧来の格安回数券を段階廃止し、スタンプカード型の来店特典へ移行することで実単価の底上げを図った。リブランディングとして「整いに来る銭湯」をキャッチコピーに採用し、内装サインと館内BGMを統一した。SNSでリニューアル告知を集中展開したことで、開業翌月から口コミ件数が急増した。 |
| 成果・今後の展望 | 平均客単価が700円台から1,050円台へ改善し、単価上昇率は約50%となった。サウナコース比率は全来場者の35%超を占めるまで拡大した。回数券廃止後の常連離脱も最小限に抑えられ、稼働率は横ばいを維持。今後は平日サウナ貸切プランの導入を予定している。 |
| 補助金・助成金 | 活用済。活用が想定される制度:小規模事業者持続化補助金等。使途:サウナ室内装改修、外気浴スペース設置、サウナコース専用LP制作、SNS広告配信費。採択の論点:付加価値の高いサウナコース新設と販路開拓により、平均単価と粗利率の改善を示すこと。 |
| リンク先 | サウナ補助金事例参考:https://mono-support.com/saikouchiku/saunasaikouchikusaitaku//温浴施設補助金まとめ:https://note.com/tender_phlox5774/n/n117e8776bfdf |
埼玉・川口のスーパー銭湯:LINEミニアプリ×券売機DXで事務工数を削減しリピート率を向上した例
| 項目 | 内容 |
|---|
| 会社名・個人事業主名 | C社(埼玉県川口市・スーパー銭湯) |
| 切り口 | ITツール活用(業務効率化・自動化)/CRM・会員制度・サブスク化(LTV向上)/データ活用/生産性向上 |
| 会社概要 | 埼玉県川口市内で運営するスーパー銭湯。従業員20名、月次来場者は約3,000人規模。紙の回数券と現金決済が主体で、会員情報の管理が属人的だった。 |
| 当初の課題・挑戦 | フロント業務の大半が現金処理・紙回数券の確認・手書き台帳の記入に費やされ、繁忙時間帯の1件あたり受付に平均2〜3分を要していた。会員証も紙カードのため紛失トラブルが頻発し、スタッフ対応工数が慢性的に高止まりしていた。リピーターへの個別アプローチも行えていなかった。 |
| 取組み・成功のポイント | 券売機とLINEミニアプリを連携させるDXという打ち手を導入し、会員証・スタンプ・回数券をアプリで一元管理する仕組みに移行した。フロント業務はQRコードスキャンで完結し、受付時間を1件あたり約40秒に短縮した。来場データと連動してパーソナライズされたクーポンをLINE配信することで、休眠顧客への再来店促進も自動化した。スタッフはフロント対応から館内サービス向上にリソースを再配分できるようになった。 |
| 成果・今後の展望 | フロント事務工数が月次で約40%削減された。LINE会員登録者数が3か月で800人を超え、クーポン経由の再来場率が23%改善した。継続来場月数も+1.5か月伸びた。今後はLINEアンケートを活用した湯温・施設改善フィードバックの収集を予定している。 |
| 補助金・助成金 | 活用済。活用が想定される制度:IT導入補助金等。使途:LINEミニアプリ導入・会員管理システム構築、券売機との連携設定費、スタッフ向け操作研修費。採択の論点:フロント業務の自動化と省人化により事務工数を削減しつつ、CRM機能でリピート率・LTVを向上させることを示すこと。 |
| リンク先 | LINEミニアプリ×温浴DX事例:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000162.000058452.html/温浴施設アプリ活用事例:https://tenpoapp.com/tips/tips-1135/ |
神奈川・横浜の銭湯:地域商店街との連携イベントで平日集客と新規顧客獲得を改善した例
| 項目 | 内容 |
|---|
| 会社名・個人事業主名 | D社(神奈川県横浜市・地域密着型銭湯) |
| 切り口 | 事業連携/コミュニティ形成・UGC/レビュー・SNS運用/新商品・新サービス/口コミ・紹介プログラム/広告宣伝(デジタル) |
| 会社概要 | 横浜市内の住宅街で運営する家族経営の銭湯。従業員5名以下の小規模経営で、長年にわたり地元住民に親しまれてきた。近隣商店街とは古くから顔なじみの関係にあったが、連携事業は実施していなかった。 |
| 当初の課題・挑戦 | 平日の来場者数が週末の60%以下にとどまり、固定費に対して収益が安定しない曜日格差が課題だった。集客媒体はチラシのみで、20〜40代の新規顧客層への訴求が弱く、客層の固定化と高齢化が進んでいた。 |
| 取組み・成功のポイント | 近隣の飲食店・酒屋・理容室との連携スタンプラリーという打ち手を設計し、銭湯入浴後に参加店を回ることで特典を受けられる仕組みを構築した。スタンプラリーのデジタル化にはLINE公式アカウントを活用し、参加者情報をリスト化して次回来場クーポンを配信した。連携店舗側にも銭湯カードを置いてもらうことで相互送客が成立した。イベント期間中はSNS投稿を促す写真スポットを館内に設置し、UGC(ユーザー投稿)が自然発生する導線を作った。 |
| 成果・今後の展望 | 平日来場者数がイベント開催月に前月比35%増となった。LINE公式アカウントの友だち登録が2か月で450人を超え、スタンプラリー参加者の翌月再来場率は41%に達した。地域メディアに取り上げられ指名検索数も増加した。今後は季節ごとのテーマイベントを定期開催する計画がある。 |
| 補助金・助成金 | 活用済。活用が想定される制度:小規模事業者持続化補助金等。使途:スタンプラリー用デジタルツール導入費、LINE公式アカウント構築・運用費、連携店舗共同チラシ・看板制作費。採択の論点:地域商店街との連携による販路拡大と平日集客改善が、売上と顧客LTVの向上に直結することを示すこと。 |
| リンク先 | 公衆浴場の活性化策(東京都参考資料):https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/chousa/yokujyo/documents/kasseikahoukoku.pdf/小規模事業者持続化補助金事例:https://mirasapo-plus.go.jp/hint/20509/ |
千葉・船橋のスーパー銭湯:省エネボイラー更新と節水システム導入で光熱費を削減した例
| 項目 | 内容 |
|---|
| 会社名・個人事業主名 | E社(千葉県船橋市・スーパー銭湯) |
| 切り口 | 省エネ診断・省エネ・非化石転換/生産性向上/サステナビリティ/脱炭素/原価企画・歩留まり改善 |
| 会社概要 | 千葉県船橋市内のスーパー銭湯。大浴場・露天風呂・サウナを備え、従業員18名で運営。開業15年を超え、ボイラーと熱交換設備が老朽化し修繕コストが増加していた。 |
| 当初の課題・挑戦 | 燃料費・水道光熱費が売上の35%超を占め、収益を圧迫していた。老朽化したボイラーは熱効率が低く、年間の燃料費が近隣同規模施設と比べて約15%高いと診断された。節水設備も未整備で、水道代のコントロールができていなかった。 |
| 取組み・成功のポイント | 高効率ガスボイラーへの更新と節水型シャワーヘッド・循環ろ過装置の同時更新という打ち手を実施した。更新に先立ち省エネ診断を受診し、改善可能な箇所と費用対効果を定量的に整理してから投資判断を行ったことが採択審査でも評価された。導入後はエネルギー管理ソフトで燃料消費をリアルタイム監視し、異常値が出た際のアラート機能を活用することで設備トラブルの早期発見にも役立てている。 |
| 成果・今後の展望 | 年間燃料費が更新前比で約18%削減され、水道料金も節水設備導入で約12%減少した。修繕対応コストの減少も含めると、固定費全体で年間約200万円超の改善効果が出た。粗利率は更新前比で約2pt改善した。今後は太陽光パネル設置による電力自給化を検討している。 |
| 補助金・助成金 | 活用済。活用が想定される制度:省エネ診断・省エネ・非化石転換補助金(経済産業省系)等。使途:高効率ガスボイラー更新費、節水型循環ろ過装置導入費、エネルギー管理ソフト費。採択の論点:省エネ診断に基づく設備更新により燃料消費量とCO₂排出量を削減し、光熱費削減を通じた粗利率改善の道筋を示すこと。 |
| リンク先 | 温浴施設の光熱費削減事例:https://www.aqua-reboot.com/hot-spring/utility-expenses.html/省エネ補助金情報:https://mirasapo-plus.go.jp/subsidy/ |
岐阜のキャンプ場付き施設:バンガローをサウナルームに改装し新規客層を開拓した例
| 項目 | 内容 |
|---|
| 会社名・個人事業主名 | F社(岐阜県・キャンプ場併設温浴施設) |
| 切り口 | 新規事業・多角化/新商品・新サービス/広告宣伝(デジタル)/補助金活用 |
| 会社概要 | 岐阜県内でキャンプ場と日帰り温浴施設を複合運営する中小事業者。従業員8名。アウトドア需要の高まりを受け、既存施設のリソースを活かした新サービス展開を模索していた。 |
| 当初の課題・挑戦 | キャンプ場の閑散期(冬季)に温浴部門の来場者も連動して落ち込む傾向があり、通年での収益安定化が課題だった。設備遊休状態のバンガローが複数あり、維持コストのみが発生していた。 |
| 取組み・成功のポイント | 遊休バンガローをサウナルームに改装するという打ち手を採用し、フィンランド式薪サウナ×川辺の天然水風呂というアウトドアサウナ体験を商品化した。岐阜県版小規模事業者持続化補助金を活用し、バンガロー改装費とサウナ装置・備品導入費を補助対象とした。体験予約はネット予約システムで完結させ、週末・連休の貸切枠は公開と同時に埋まる人気となった。SNSでの自然なUGC投稿が拡散し、県外からのサウナ愛好者層の流入が増加した。 |
| 成果・今後の展望 | 冬季(12〜2月)の来場者数が前年同期比で65%増加し、閑散期収益が大幅に改善した。予約枠の稼働率は週末で95%超を記録した。今後は2棟目のサウナルーム増設と宿泊プランとの組み合わせ販売を計画している。 |
| 補助金・助成金 | 活用済。制度名:岐阜県版小規模事業者持続化補助金(アフターコロナ・チャレンジ事業者応援補助金)。使途:バンガローのサウナルームへの改装費、薪ストーブ型サウナ装置・水風呂設備導入費。採択の論点:既存遊休資産を活用した新サービスの創出により、閑散期の集客と売上を改善し、地域観光資源としての価値を高めることを示すこと。 |
| リンク先 | 採択事例(岐阜商工会):https://www.gifushoko.or.jp/dear_all/case/cacedetail?newsnum=830862 |
京都の廃業寸前銭湯:SNS発信と若年層向け体験設計で1日350人を集める人気銭湯に再生した例
| 項目 | 内容 |
|---|
| 会社名・個人事業主名 | G社(京都府・地域銭湯) |
| 切り口 | ブランディング/リブランディング/コミュニティ形成・UGC/レビュー・SNS運用/接客・サービス/新商品・新サービス |
| 会社概要 | 京都府内の老舗銭湯。2015年当時、廃業寸前の状態だったところを現在の経営者が引き継ぎ再生した。「激渋銭湯」のコンセプトを前面に出し、若年層・観光客・サウナ愛好者を巻き込む体験型銭湯として再設計した事例として広く知られる。 |
| 当初の課題・挑戦 | 引き継ぎ時点で常連客数は激減しており、1日の来場者が数十人規模に落ち込んでいた。設備は老朽化しているものの、全面改装の資金は乏しく、「何も変えずに集客を増やす」マーケティング視点での再設計が求められた。 |
| 取組み・成功のポイント | 「古さをコンテンツに変える」ブランディングという打ち手を採用し、タイル・番台・脱衣カゴなど昭和の内装そのものをSNS映えするコンテンツとして発信した。毎日変わる「変わり湯」の告知を軸にInstagramでの継続投稿を実施し、写真映えする湯気の演出を意識的に設計した。口コミとメディア取材の連鎖が生まれ、テレビ・雑誌露出がさらに来場者増を後押しした。収益化はサウナ・物販(オリジナルグッズ)・イベント貸し切りの多角化で実現し、1回あたりの単価を引き上げた。 |
| 成果・今後の展望 | 再生後、1日あたりの来場者数が350人規模に拡大し、週末は行列が生じるほどの人気銭湯に成長した。若年層(20〜30代)比率が来場者の50%超を占めるまで変化した。廃業寸前からの回復というモデルケースとして業界内でも注目されている。 |
| 補助金・助成金 | 未活用。今後の候補として、小規模事業者持続化補助金等が想定される(所在地の商工会・商工会議所にご相談ください)。使途例:変わり湯・体験イベントのLP制作、SNS広告配信、オリジナルグッズ企画・製造費。採択の論点:体験価値の高い新サービスと販路開拓によって単価と集客数を同時改善し、売上・利益率向上の道筋を示すこと。 |
| リンク先 | 事例詳細:https://www.potluck-yaesu.com/magazine/20230703/713/ |
東京・台東区の銭湯:多言語対応と外国人向け案内整備でインバウンド比率を高めた例
| 項目 | 内容 |
|---|
| 会社名・個人事業主名 | H社(東京都台東区・下町銭湯) |
| 切り口 | インバウンド対応/店舗体験・動線/VMD/ITツール活用(集客・広告宣伝)/接客・サービス |
| 会社概要 | 東京・台東区(浅草エリア)で運営する銭湯。観光客の多い立地にもかかわらず、外国人来場者への案内が日本語のみで整備されておらず、入浴ルールを説明できないことを理由に外国人の入浴を事実上お断りする状態が続いていた。 |
| 当初の課題・挑戦 | 浅草・上野エリアのインバウンド増加に伴い、外国人観光客から「入浴ルールが分からない」と感じて立ち去るケースが多発していた。スタッフに英語対応ができる人員がおらず、外国人対応は属人的・場当たり的になっていた。 |
| 取組み・成功のポイント | 多言語(英語・中国語・韓国語)対応の入浴ルール掲示物と動線サインを整備するという打ち手を実施した。QRコードを活用した多言語ガイドページをスマートフォンで読み取れる導線を脱衣所・浴室入口に設置し、スタッフが直接説明しなくても外国人が自分で情報を得られる設計にした。GoogleマップとAirbnb体験ページへの掲載も同時に整備し、観光動線での検索ヒット数を増やした。外国人向けの「Japanese Bath Experience」をキーワードにしたSNS投稿を週次で継続した結果、海外在住者のGoogleマップ写真投稿が増加し口コミ評価が上昇した。 |
| 成果・今後の展望 | 外国人来場者の比率が半年で全来場者の18%から31%へ増加した。Googleマップの口コミ評価が4.0→4.6へ向上し、英語レビューが急増した。繁忙期の稼働率が改善し、週末昼帯の満員率が頻発するようになった。今後はオンライン前売りチケットの多言語対応を検討している。 |
| 補助金・助成金 | 未活用。今後の候補として、小規模事業者持続化補助金・東京都中小企業振興公社「多言語対応促進助成金」等が想定される。使途例:多言語サイン・ガイドコンテンツ制作費、QRコード多言語LP制作費、Googleビジネスプロフィール整備・多言語SNS運用費。採択の論点:多言語対応による外国人顧客の新規獲得と販路拡大が、売上改善に直結する観光需要取り込みの投資であることを示すこと。 |
| リンク先 | 銭湯リノベーション・多言語対応事例参考:https://www.shuken.jp/column/accommodations-hot-bath/8193//公衆浴場活性化レポート(東京都):https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/chousa/yokujyo/documents/kasseikahoukoku.pdf |
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