英会話教室業界の成功事例

英会話教室業界_成功事例レポート

目次

1. 冒頭概要

  • 英会話教室は「商圏×時間枠(講師稼働・教室稼働)」が売上上限になりやすく、空き枠が出ると家賃・人件費など固定費だけが残る構造。
  • 競争は“大手ブランド+オンライン低価格”と比較されやすく、差別化できないと価格競争→粗利低下→広告が打てない悪循環に陥る。
  • 顧客ニーズは「成果の可視化(上達実感)」と「通いやすさ(予約・振替・決済の手間)」が強く、継続(LTV)が収益を左右する。
  • 支援制度は、①販路(LP/広告/PR/チラシ)でリード母数を作る、②省力化(予約・決済・教材配布・CRM)で事務工数を削る、③高付加価値化(専門特化・新サービス)で単価と継続を上げる領域で効きやすい。
  • 成功パターン総括:①体験導線を標準化して「リード→成約率」を上げる、②サービス再設計で「平均単価・継続月数」を伸ばす、③予約・決済・教材を統合し「工数・回収」を改善して稼働率を安定させる。

2. 成功事例(A〜I、9件)

A社(東京都)

1. 会社名・個人事業主名A社(英会話教室業界/東京都)
2. 切り口広告宣伝(デジタル) / ITツール活用(集客、広告宣伝) / 口コミ・紹介プログラム / 価格戦略・値上げコミュニケーション
3. 会社概要首都圏の住宅エリアで運営する中小の英会話教室。主な顧客は社会人・シニアの個人(BtoC)で、売上は「月謝(週1回)+教材費+短期講座」で構成。講師は常勤1名+非常勤複数名で、教室家賃・講師人件費が固定費の中心。来校型が主だが、体験レッスン獲得はWeb検索と近隣紹介に依存し、季節要因で新規がぶれやすい。
4. 当初の課題・挑戦英会話教室は「商圏×稼働枠」が売上上限になりやすく、空き枠が出ると固定費だけが残る構造。A社は①問い合わせが電話中心で取りこぼし(営業時間外・聞き漏れ)が発生、②体験→入会の成約率が講師の説明力に依存し標準化できていない、③低単価(月謝のみ)に寄りやすく粗利が伸びない、という3点が課題だった。特に大手スクールの広告露出が強いエリアでは、比較検討初期に指名検索されないため、体験の母数が確保できず稼働率が落ちるリスクが大きかった。
5. 取組み・成功のポイント施策は「体験の母数→成約→単価」の3段階を同時に改善する設計にした。まず獲得面では、地域キーワードに合わせたLPを新規制作し、無料体験の訴求を「通いやすさ」ではなく「到達目標(例:3か月で会話の型を作る)」に変更。Google広告は検索語句レベルで“初心者/シニア/ビジネス”に分け、体験予約フォームを24時間受付にして取りこぼしを削減。次に成約面では、体験当日の説明をテンプレ化(カウンセリングシート→提案→見積)し、入会後の学習計画を初回で提示して不安を除去。最後に単価面は、月謝に「学習サポート(添削・復習動画)」を束ねた上位プランを追加し、値上げではなく“提供価値の追加”として提示した。運用では、広告→予約→体験→追客の各段階で数値を週次で確認し、広告文とLPのABテストを小さく回してCPAの悪化を早期に止める仕組みにした。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果は、体験予約の獲得が安定し、講師稼働のブレが小さくなった。定量は公開情報にないため目標例として、①リード(体験予約)数:+20〜40%、②体験→入会の成約率:+5〜15pt、③平均単価:+10〜20%(上位プラン比率増)を設定。定性では、問い合わせ対応がフォーム中心になり、営業時間外の取りこぼしが減ったことで、繁忙期以外でも稼働率を維持できる見込み。今後は、紹介プログラム(紹介者・被紹介者特典)を設計し、広告依存を下げて粗利率を守る段階へ移行する。
7. 補助金・助成金の活用【活用済】制度名:小規模事業者持続化補助金<一般型>(採択者一覧PDFより)
使途:Google広告運用/LP制作/体験予約フォーム整備/チラシ(近隣配布)
採択の論点:体験予約の母数を増やし、標準化した説明導線で成約率と平均単価を押し上げ、稼働率を安定させる道筋を示した点。
8. リンク先(出典)https://www.jizokukahojokin.info/doc/291kanto.pdf (採択者一覧:東京都「英会話ドゥー」付近)

B社(東京都)

1. 会社名・個人事業主名B社(英会話教室業界/東京都)
2. 切り口新商品・新サービス / CRM・会員制度・サブスク化(LTV向上) / 店舗体験・動線/VMD / PR・広報/メディア露出 / 人材活用・採用・育成
3. 会社概要駅徒歩圏で運営する英会話スクール。個人向け(BtoC)が中心だが、平日夕方以降に需要が集中し、昼間枠が空きやすい。売上は月謝+短期講座で、固定費は家賃・講師人件費・教材費。ターゲットは子育て世帯と近隣の社会人で、学習継続が成果の鍵になるため、継続率(退会率)が収益に直結する。
4. 当初の課題・挑戦教室運営の構造課題は「時間帯偏重」と「継続の壁」。B社は①夕方以降に予約が偏り、稼働率が日中と土日で不均衡、②子ども向けは保護者の送迎・待機が負担で退会につながる、③大手の“学童+英語”に価格比較されやすく、月謝単価を上げづらい、という課題を抱えた。さらに、学校・習い事の予定変更が多く振替対応が増えると、事務工数が膨らみ、講師の本来業務(指導品質)を圧迫してクレームリスクが上がる。
5. 取組み・成功のポイント打ち手は「英会話単体」から「英会話専門の学童」へサービスを再設計し、LTVと稼働率を同時に上げることに置いた。具体的には、放課後の預かり時間を設け、宿題サポート+英語アクティビティ+送迎導線(入退室連絡)をパッケージ化。教室内は子どもが長時間過ごせるよう動線と安全面を整備し、保護者が安心して預けられる体験価値を強化した。運用面では、学童は“継続が前提”なので、入会初月に学習計画と面談頻度を提示し、3か月ごとに到達度フィードバックを標準化。集客は地域媒体とWebで「共働き家庭の時間課題」を訴求し、無料体験は“1回の授業”ではなく“半日体験”にして利用イメージを具体化させた。講師側は学童運営の役割分担(指導/見守り/事務)を明確にし、マニュアル化で品質を平準化した。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果は、時間帯偏重が緩和し、継続課金型の売上比率が上がる見込み。定量は公開情報にないため目標例として、①稼働率:+5〜15pt(平日夕方以外の枠の稼働増)、②継続月数:+1〜3か月、③事務工数(振替連絡/集計):▲20〜50%を設定。定性では、保護者の送迎負担が減り、退会理由が“通えない”から“学習目標の達成”へ変わるため、口コミ・紹介も生まれやすい。今後は地域の学童・保育関連事業者と連携し、送迎やイベントを共同開催して獲得単価を下げるフェーズに入る。
7. 補助金・助成金の活用【活用済】制度名:小規模事業者持続化補助金<一般型>(採択者一覧PDFより)
使途:学童化に伴う教室レイアウト変更/安全備品/パンフレット・チラシ/PR用Webページ
採択の論点:新サービス(学童化)で継続率と稼働率を改善し、固定費回収を安定させる道筋が明確だった点。
8. リンク先(出典)https://r3.jizokukahojokin.info/doc/saitaku11/r3i_11_kanto.pdf (採択者一覧:東京都「目黒の英会話…イングリッシュ学童」付近)

C社(東京都)

1. 会社名・個人事業主名C社(英会話教室業界/東京都)
2. 切り口新商品・新サービス / ブランディング/リブランディング / 価格戦略・値上げコミュニケーション / PR・広報/メディア露出 / コミュニティ形成・UGC/レビュー・SNS運用
3. 会社概要都内で小規模に運営する英語教室。一般会話のほか、子ども向けの基礎指導を行うが、近隣に大手スクールやオンラインサービスが多く、価格比較に巻き込まれやすい。売上は月謝が中心で、講師稼働がそのまま原価になるため、低単価・短期退会が続くと粗利が削られる。
4. 当初の課題・挑戦構造課題は「差別化の難しさ」と「成果の可視化不足」。C社は、①一般会話の訴求では大手のブランドに負け、指名されにくい、②入会後の上達実感が薄いと3〜6か月で退会しLTVが伸びない、③保護者が成果を判断できず価格に敏感になる、という状況だった。結果として“安い教室”のポジションに寄り、広告費をかけても回収できない悪循環が起きていた。
5. 取組み・成功のポイント打ち手は「フォニックス特化」という専門性で、成果を短期間に可視化できる商品設計へ転換した。具体的には、到達指標(音と綴りのルール理解、読める単語数など)をレベル表にし、入会時に現状診断→3か月の到達目標→家庭学習メニューまでセットで提示。料金は“時間単価”ではなく“プログラム単価”として説明し、値上げではなく成果保証に近い納得構造を作った。集客は、SNSでビフォーアフター(読み上げ動画等)の投稿を促す仕組みを作り、UGCを広告素材として再利用。体験レッスンでは保護者同席で診断結果を見せ、比較検討の軸を“価格”から“成果”へ移す運用にした。教材・説明資料・講師研修を統一して品質を平準化し、講師ごとの当たり外れによるクレームを抑える設計も組み込んだ。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果は、差別化が明確になり、価格競争からの離脱が見込める。定量は公開情報にないため目標例として、①成約率:+5〜15pt(診断→提案の標準化)、②継続月数:+1〜3か月(成果可視化で退会減)、③平均単価:+10〜20%(プログラム単価化)を設定。定性では、学習成果の共有が増えることで保護者の納得感が上がり、紹介経由の比率が高まる。今後は、オンライン補講を組み合わせ、教室稼働の上限を超えた売上を作るフェーズに進む。
7. 補助金・助成金の活用【活用済】制度名:小規模事業者持続化補助金<一般型>(採択者一覧PDFより)
使途:専門プログラムの教材制作/診断シート・説明資料/Webページ制作/PR制作物
採択の論点:専門特化で成約率・継続率・単価を同時改善し、広告費回収ができるKPI設計が示された点。
8. リンク先(出典)https://r3.jizokukahojokin.info/doc/saitaku09/r3i_9_kanto.pdf (採択者一覧:東京都「フォニックスに特化…英会話教室」付近)

D社(神奈川県)

1. 会社名・個人事業主名D社(英会話教室業界/神奈川県)
2. 切り口店舗体験・動線/VMD / 人材活用・採用・育成 / 事業連携 / 口コミ・紹介プログラム / 標準化・マニュアル化
3. 会社概要神奈川県の住宅地で、ベビー〜キッズを中心に少人数制の英会話レッスンを提供する教室。BtoC比率が高く、月謝が売上の柱。保護者が意思決定者で、送迎のしやすさ・安全性・子どもの反応が入会の決め手になる。講師はパートタイム中心で、欠員が出ると枠を埋められず売上が落ちるため、採用と育成が稼働率に直結する。
4. 当初の課題・挑戦幼児向けは“継続が価値”だが、運営側は①感染症や家庭都合で欠席が多く振替管理が煩雑、②保護者の不安(安全・衛生・効果)が強く、体験時の説明品質がぶれると成約しない、③近隣の保育園・幼稚園・子育てコミュニティにアクセスできないと集客が頭打ち、という課題を抱えやすい。D社も、教室の魅力はあるが紹介頼みで、広告投資の前に“受け入れ体制”が整っていないため、リードを増やしても成約・継続に結びつきにくい状態だった。
5. 取組み・成功のポイント施策は「受け入れ体制の標準化」と「地域導線の確保」を同時に実行。まず教室内の安全・衛生・導線を整備し、保護者が見学しやすいレイアウトに変更。体験当日は、子どもの反応チェック→簡易診断→家庭での声かけ例→入会後3か月の到達目標、までをテンプレ化し、誰が担当しても説明品質が揃うようにした。運用面では、振替ルールを明確化し、管理表と連絡テンプレで事務工数を削減。獲得面では、近隣の子育て支援拠点・小児科・ベビー用品店等と相互紹介(チラシ設置、イベント共同開催)を設計し、“信頼のある場所からの流入”を増やして成約率を上げる方針にした。講師採用は、指導マニュアル+チェックリストで育成期間を短縮し、欠員リスクを下げた。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果は、体験→入会の再現性が上がり、紹介導線が増えることで広告依存が下がる見込み。定量は公開情報にないため目標例として、①成約率:+5〜15pt(体験説明の標準化)、②事務工数:▲20〜50%(振替管理)、③継続(更新)率:+5〜10pt(保護者不安の低減)を設定。定性では、地域連携の導線ができることで“知られていない”問題が解消し、商圏内の潜在需要を取り込める。今後は、親子参加型イベントを定例化し、コミュニティ起点でのLTV向上(兄弟入会など)を狙う。
7. 補助金・助成金の活用【活用済】制度名:小規模事業者持続化補助金(採択者一覧PDFより)
使途:教室の安全・衛生備品/体験導線の説明資料/地域向けチラシ・案内/連携先へのPR素材
採択の論点:体験成約率と継続率を上げる“運用の標準化”と、地域連携による獲得効率改善の道筋を示した点。
8. リンク先(出典)https://www.jizokukahojokin.info/doc/2701kantou.pdf (採択者一覧:神奈川県「ベビーやキッズを対象…英会話教室事業拡大」付近)

E社(東京都)

1. 会社名・個人事業主名E社(英会話教室業界/東京都)
2. 切り口新商品・新サービス / ITツール活用(業務効率化、自動化) / データ活用 / 販路開拓・営業活動(EC・越境EC・卸・代理店)
3. 会社概要都内で運営する英会話スクール。来店型の対面レッスンが中心で、教室稼働(時間枠)が売上上限になっていた。コロナ期を機に、オンラインでの受講ニーズが顕在化した一方、受講環境・教材・決済が整っておらず、対面の代替として成立しない課題があった。固定費(家賃・講師人件費)を抱えたまま売上が落ちるリスクが大きいモデル。
4. 当初の課題・挑戦最大の課題は「非対面への急転換でも品質を落とさないこと」。E社は①オンラインだと授業品質が講師依存になり、教材が紙中心で学習効果が出にくい、②決済・予約・教材配布がバラバラで事務工数が増え、少人数運営では回らない、③対面の付加価値(会話量・フィードバック)が弱まり、継続率が下がる懸念があった。オンライン化は“売上の逃げ道”になる一方、設計を誤るとクレーム増と退会増でLTVが崩れるため、品質と運用の両立が必要だった。
5. 取組み・成功のポイント施策は「オンライン専用の提供価値」を作り、運用を一本化すること。具体的には、オンライン英会話クラスに加え、復習用の短尺ビデオ補助教材を整備し、レッスン外学習をセットにして継続価値を上げた。予約はWebに統一し、決済は事前決済(クレカ)へ移行して未回収リスクを下げる。教材配布・課題提出・フィードバックはクラウド上で標準化し、講師が“同じ型”で授業できるようテンプレート化した。運用では、受講ログ(出席率、課題提出率)を見ながら、継続が落ちそうな受講者に自動リマインドを送るなど、データに基づくフォローを組み込んだ。対面とオンラインの併用(ハイブリッド)を選べるようにし、商圏に縛られない新規獲得も狙った。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果は、教室稼働の制約を外し、継続率の維持と新規獲得チャネルの拡大が見込める。定量は公開情報にないため目標例として、①稼働率:+5〜15pt(オンライン枠追加で実質稼働増)、②継続(更新)率:+5〜10pt(補助教材で学習実感)、③事務工数:▲20〜50%(予約・決済・教材配布の統合)を設定。定性では、欠席時も補助教材で学習が途切れにくく、退会理由の上位である“忙しくて続かない”を減らせる。今後は法人向けオンライン研修へB2B展開し、単価の上限を引き上げる余地がある。
7. 補助金・助成金の活用【活用済】制度名:小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>(採択者一覧PDFより)
使途:オンライン授業環境整備(Web会議・機材)/ビデオ補助教材制作/予約・決済のオンライン化
採択の論点:非対面でも品質を担保し、継続率と事務工数を同時に改善する設計(KPIの道筋)を示した点。
8. リンク先(出典)https://jizokukahojokin.info/doc/r2c_2_kanto.pdf (採択者一覧:東京都「英会話オンラインクラス/オンラインビデオ補助教材」付近)

F社(千葉県)

1. 会社名・個人事業主名F社(英会話教室業界/千葉県)
2. 切り口新規事業・多角化 / 店舗体験・動線/VMD / 広告宣伝(リアル) / 生産性向上 / 口コミ・紹介プログラム
3. 会社概要千葉県の地域密着型英会話スクール。個人向け来店型が中心だが、地域人口構成は子育て世帯とシニアが混在し、ニーズが分散する。売上は月謝と短期講座で、固定費は家賃・講師人件費。地方都市では大手の出店が少ない一方、そもそも“英会話に通う文化”が弱く、認知と体験機会の設計が収益を左右する。
4. 当初の課題・挑戦課題は①教室のバリア(階段・導線)でシニアやベビーカー層の来店ハードルが高い、②既存メニューが学生・社会人向け中心で、地域の潜在需要(子育て/リスキリング/趣味)に合い切っていない、③紙の申込・現金集金が残り、少人数運営では事務がボトルネックになっていた点。来店ハードルが高いまま広告を打っても、体験参加率が上がらず獲得効率が悪化する構造だった。
5. 取組み・成功のポイント施策は「新規事業(地域ニーズ特化メニュー)」と「受け入れ環境の改善」をセットで行った。具体的には、①短期集中の“英語やり直し講座(シニア/初心者向け)”や、②親子参加型の週末イベント等、入口商品を増やし体験参加の心理的ハードルを下げる。併せて、教室のバリアフリー化(導線改善、案内表示の刷新)で“行きやすさ”を可視化し、体験の参加率を上げる。集客は地域フリーペーパー・学校/地域施設へのチラシ設置などリアル施策を中心にし、紹介特典で継続へつなげた。運用面では申込・集金をオンライン化し、講師が授業に集中できる時間を確保。新規メニューの参加者を月謝コースへアップセルするため、初回参加時にレベル診断と3か月目標を提示する“型”を作った。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果は、体験参加の裾野が広がり、固定費回収の安定化が見込める。定量は公開情報にないため目標例として、①リード(体験/イベント参加):+20〜40%、②成約率:+5〜15pt(診断→提案の型化)、③事務工数:▲20〜50%(申込・集金のオンライン化)を設定。定性では、バリアフリー化によりシニア層の参加が増え、時間帯の稼働が平準化する。今後は、地域の企業・自治会と連携した出張講座を作り、B2B/B2G寄りの売上を積み上げる余地がある。
7. 補助金・助成金の活用【活用済】制度名:小規模事業者持続化補助金(採択者一覧PDFより)
使途:新規メニュー導入に伴う告知物/教室のバリアフリー化(改修・表示)/チラシ配布
採択の論点:来店障壁を下げて体験参加率を改善し、新規メニューから月謝へ転換してLTVを伸ばす道筋が示された点。
8. リンク先(出典)https://s23.jizokukahojokin.info/doc/saitaku16/s23_16_kanto.pdf (採択者一覧:千葉県「英会話教室…新規事業の導入とバリアフリー化」付近)

G社(千葉県)

1. 会社名・個人事業主名G社(英会話教室業界/千葉県)
2. 切り口新規事業・多角化 / コミュニティ形成・UGC/レビュー・SNS運用 / PR・広報/メディア露出 / 価格戦略・値上げコミュニケーション / 店舗体験・動線/VMD
3. 会社概要千葉県で新規に立ち上げた“英会話バー”業態(BtoC)。英会話教室と異なり、単発課金(ドリンク+参加費)で回転と客単価が売上を決める。固定費は家賃・人件費(接客+ファシリテーター)・原価(飲料)で、集客が読めない立ち上げ期は赤字化しやすい。学習目的の顧客と、交流目的の顧客が混在するため、体験設計を誤るとリピートしない。
4. 当初の課題・挑戦課題は、①“英会話教室ほど堅くないが、ただのバーでもない”という価値の伝達が難しく、初回来店の心理的ハードルが高い、②来店後に会話体験が不十分だとリピートが生まれず、LTVが作れない、③価格を上げると参加が落ちる一方、安売りすると粗利が残らない、という構造的ジレンマ。さらに、コミュニティ型は常連が増えるほど“内輪感”が出て新規が入りづらくなるため、新規獲得と常連化のバランス運用が必須だった。
5. 取組み・成功のポイント施策は「初回体験の設計」と「コミュニティ運営の型化」。まず、初回来店向けに“テーマ別テーブル(旅行/仕事/初心者)”を用意し、ファシリテーターが会話量を担保する運用を設計。内装・掲示でルール(日本語OK、初心者歓迎、1人参加多め等)を明確化し、不安を減らした。集客はSNSと地域メディアを組み合わせ、イベント型(週末は交流、平日は初心者練習)で来店理由を作る。価格は参加費を一本化せず、①初心者回(低単価・入口)と②テーマ回(高単価・価値訴求)で商品ミックスを作り、平均単価を守る設計にした。運用KPIとして、初回来店→2回目来店率を追い、レビュー投稿を促して新規獲得コストを逓減させた。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果は、業態理解が進み、リピートが生まれることで売上が安定する見込み。定量は公開情報にないため目標例として、①リード(イベント予約/来店):+20〜40%、②平均単価:+10〜20%(商品ミックス最適化)、③継続(リピート)率:+5〜10pt(初回体験の改善)を設定。定性では、レビューとSNS投稿が資産になり、広告費をかけなくても新規が回る状態に近づく。今後は月額会員(定額参加)を設け、サブスク化でLTVをさらに引き上げる余地がある。
7. 補助金・助成金の活用【活用済】制度名:小規模事業者持続化補助金<一般型>(採択者一覧PDFより)
使途:内装・サイン/チラシ・SNS用素材/イベント告知ページ/販促物
採択の論点:立ち上げ期の新規獲得とリピート率改善をKPIで示し、固定費回収の確度を高める道筋を示した点。
8. リンク先(出典)https://r3.jizokukahojokin.info/doc/saitaku13/r4i_13_kanto.pdf (採択者一覧:千葉県「英会話バー…」付近)

H社(神奈川県)

1. 会社名・個人事業主名H社(英会話教室業界/神奈川県)
2. 切り口OEM/ODM・B2B化 / CRM・会員制度・サブスク化(LTV向上) / 標準化・マニュアル化 / 人材活用・採用・育成 / データ活用
3. 会社概要神奈川県で運営する語学・資格系のスクールが、ビジネス英会話を含む英語クラスを提供。個人向けに加え、法人・医療/介護従事者などの職業領域ニーズ(現場で使う英語)を取り込む余地がある。売上は受講料(コース単価)で、講師稼働が原価の中心。B2Bは一度契約すると継続しやすい反面、提案・実施・成果報告の運用負荷が高い。
4. 当初の課題・挑戦英会話教室のB2B展開では、①個社要望(業界用語・場面)が多く、都度カスタムすると講師負荷が増えて粗利が落ちる、②効果測定が曖昧だと契約更新されず、営業コストが回収できない、③担当者交代で解約リスクが上がる、という構造課題がある。H社も、法人対応は“講師の頑張り”で回しており、提案資料・カリキュラム・レポートが標準化されていないため、案件が増えるほど品質がぶれるリスクがあった。
5. 取組み・成功のポイント取り組みは、法人向けを「業種別パッケージ」にして再現性を確保すること。まず、医療・介護・接客など主要な場面を洗い出し、共通コア(挨拶/電話/クレーム/案内)+業界別単語の2層構造で教材を標準化。次に、受講前診断(CEFR目安など)を入れて、3か月単位の目標とKPI(出席率、テスト、ロールプレイ評価)を設定し、月次でレポートを提出する運用に変えた。これにより担当者が変わっても“見える成果”で更新判断できる。営業面は、個別提案を減らすためにコースメニューをWeb化し、問い合わせから見積までの導線をテンプレ化。講師育成は、指導手順書とチェックリストで均質化し、複数講師でローテできる体制を作って稼働リスクを下げた。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果は、法人契約が積み上がることで売上の季節変動が減る見込み。定量は公開情報にないため目標例として、①継続(更新)率:+5〜10pt、②平均単価:+10〜20%(法人パッケージ単価)、③事務工数:▲20〜50%(見積・報告テンプレ化)を設定。定性では、成果レポートの標準化によりクレームが減り、紹介(同業他社・系列施設)につながりやすい。今後はオンライン併用で講師移動を減らし、粗利率を守りながら案件数を増やす余地がある。
7. 補助金・助成金の活用【未活用】(公開情報上、補助金活用は確認できず)
代替案:IT導入補助金でCRM/学習管理(LMS)と請求管理を統合し、法人向け運用を省力化すると、継続率と粗利率の改善が加速する。
8. リンク先(出典)https://si-academy.jp/one-coin-english/ (ビジネス英会話等の説明ページ)

I社(東京都)

1. 会社名・個人事業主名I社(英会話教室業界/東京都)
2. 切り口ITツール活用(業務効率化、自動化) / ITツール活用(集客、広告宣伝) / 生産性向上 / CRM・会員制度・サブスク化(LTV向上) / データ活用
3. 会社概要東京都内で英語で学ぶレッスン(スクール型)を提供する小規模事業者。提供は来店・予約型で、無料体験や単発レッスンを入口に、継続受講へつなげるモデル。固定費は教室スペースと人件費で、予約対応や決済が手作業だと、少人数運営では事務がボトルネックになりやすい。
4. 当初の課題・挑戦課題は「予約〜決済〜顧客管理」の分断だった。電話・メールで予約を受け、当日現金や振込で回収する運用では、①営業時間外の機会損失、②ダブルブッキングや入金確認漏れなどの手戻り、③新規対応に追われてフォローが薄くなり継続に結びつかない、が起きる。さらに、体験参加者の属性(希望曜日・目的)を蓄積できないと、最適なコース提案ができず成約率が頭打ちになる。
5. 取組み・成功のポイント取り組みは、予約システム(24時間受付)+オンライン決済+会員管理を一体化し、運用を“自動で回る型”に変えたこと。具体的には、空き枠を公開して予約受付を自動化し、事前決済で回収サイトを短縮。予約時アンケートで目的・レベルを取得し、初回前に案内メッセージを自動送信して当日キャンセルを抑制。さらに、回数券や月額プランを併用できる設計にして、単発顧客を継続顧客へ移行させる導線を作った。運用KPIは、体験予約→来店率(No-show率)、単発→継続転換率、問い合わせ対応時間(分/件)を置き、改善が数字で見える状態にした。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)成果として、導入事例では「売り上げは30%以上アップ」と言及されている。定性では、カード決済が容易になり、予約受付のストレスが減ってスタッフが授業品質に集中できるようになった。定量は、①売上:+30%以上(記事記載)、②事務工数:目標例▲20〜50%、③成約率:目標例+5〜15pt(予約時の情報取得→提案精度向上)を併記。今後は、学習履歴を蓄積してリテンション施策(休会前フォロー、復帰キャンペーン)を自動化すると、LTV改善の余地が大きい。
7. 補助金・助成金の活用【未活用】(導入事例記事の範囲では補助金活用は確認できず)
代替案:IT導入補助金で予約・決済・会員管理の導入費を補助対象にし、コスト負担を抑えながら省力化と売上向上を両立できる。
8. リンク先(出典)https://reserva.be/magazine/case-study-reserva-ourshare/ (導入事例:売上30%以上アップの記載)

3. 補足・参考情報

関連補助金

DX参考サイト

支援機関

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