コワーキングスペース・シェアオフィス業界_成功事例レポート

コワーキングスペース・シェアオフィス業界_成功事例レポート

目次

1. 冒頭概要

コワーキング/シェアオフィスの売上上限は「席数×稼働率×単価」にほぼ固定され、空席が出るとそのまま取り返せない一方で、賃料・光熱費・清掃・受付人員など固定費が先行する“高固定費×変動需要”が構造です。競合増で価格比較が起きやすく、ドロップイン中心だと稼働が読めず、LTVも積み上がりにくい。さらに、予約・入退室・請求・会員管理が分断すると、少人数運営ほど事務工数が粗利を削ります。法人は「請求書対応」「権限管理」「セキュリティ」「運用ルール」が整っていないと契約に至りにくく、BtoB比率を上げたいほど“運用の型”が必要です。

支援制度が効きやすいのは、①獲得導線(広告/SEO/LP/紹介)の再設計、②省力化(予約・入退室・請求・CRMの一体化/無人化)、③高付加価値化(用途特化・コミュニティ・周辺サービス連動)で、いずれも「稼働率・回転」「成約率」「継続/LTV」「工数削減」のKPIに落とせることが採択・成果の鍵になります。

成功パターン総括(3点)

  • 導線の“摩擦”を潰す(情報不足→問い合わせ往復→離脱)→ 成約率 +5〜15pt/稼働率 +5〜15pt
  • 運用を“仕組み”に変える(予約→入退室→請求の一気通貫)→ 事務工数 ▲20〜50%/品質(クレーム)減
  • 用途特化×法人化でLTVを作る → 平均単価 +10〜20%/継続月数 +1〜3か月

2. 成功事例(A〜H:8件)

(形式:Markdown表/会社名は匿名)

A社(東京都)|「相談×ITツール×PR」を一体化し、ドロップイン依存から“法人も取りやすい運用”へ

1. 会社名・個人事業主名A社(東京都)
2. 切り口新商品・新サービス/広告宣伝(デジタル)/ITツール活用(業務効率化、自動化)/標準化・マニュアル化/補助金活用
3. 会社概要駅近の小規模コワーキングを運営。個人のテレワーク・学習需要が中心で、席数は限られる。売上は「席数×稼働率×単価」で天井が決まり、稼働が読めないドロップイン比率が高いほど、空席ロスが増える。運営は少人数で、受付・案内・予約確認・請求対応が増えるほど粗利が落ちる。法人需要(打合せ・面談・小会議)も取り込みたいが、利用ルール・請求・セキュリティが整っていないと成約しにくい構造。
4. 当初の課題・挑戦収益構造上の弱点は「固定費を稼働率で吸収できない月」が生じる点。①集客が紹介・立地頼みで、Web上での比較検討に負けやすい。②問い合わせが増えるほど、説明の往復でスタッフ工数が膨らむ。③予約/決済/案内が分断し、当日トラブル(入退室・料金・設備)対応が発生しやすい。④法人に提案したくても、見積・請求書・利用条件(人数、時間、禁止事項)の整備が曖昧で、相手の総務・管理部門が稟議を通しにくい。結果として「リードは来るが成約に至らない」「成約しても運用で疲弊する」という悪循環が起きやすい。
5. 取組み・成功のポイント業界構造(席×稼働×単価)に対し、施策を「成約率」「工数」「稼働」に因果で接続。①Webで“利用シーン別”に料金・設備・ルールを明文化し、問い合わせ前に不安を解消(成約率を上げる)。②予約確定後の案内(入退室方法、Wi-Fi、注意事項)をテンプレ化し、運用を標準化(工数・トラブル減)。③相談対応を“サービス化”し、単なる席貸しではなく「ITツール/PR/相談ができる場」として価値を再定義(単価と法人提案力を強化)。これにより、獲得→成約→運用→継続の一連を崩さず回せる。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)定性:問い合わせ往復・当日トラブルが減り、少人数運営の限界を押し上げた。法人に説明しやすい運用になり、提案機会が増加。定量:成約(受注)率 +5〜15pt(目標例)、稼働率 +5〜15pt(目標例)、事務工数(分/件)▲20〜50%(目標例)。次は法人向け月額プラン(権限管理・請求書)を整え、継続月数 +1〜3か月(目標例)を狙う。
7. 補助金・助成金の活用活用済:小規模事業者持続化補助金(一般型)(要確認)/使途:ITツール+PR(告知/販促)で、予約・案内・相談導線を整備。採択の論点:成約率と稼働率を「導線整備×運用標準化」で改善し、固定費負担を吸収するKPI筋道。
8. リンク先(出典)採択一覧PDF:https://www.jizokukanb.com/jizokuka_r1h/1-7/doc/%E4%BB%A4%E5%92%8C%E5%85%83%E5%B9%B4%E8%A3%9C%E6%AD%A3%E4%B8%80%E8%88%AC%E5%9E%8B%E6%8E%A1%E6%8A%9E%E8%80%85%E4%B8%80%E8%A6%A76.pdf(PDF内:東京都/株式会社DANRO/「ITツールやPR、ビジネスの相談ができるコワーキングスペース」)

B社(神奈川県)|“加盟店ネットワーク型”で固定費を軽くし、会員LTVで伸ばす

1. 会社名・個人事業主名B社(神奈川県)
2. 切り口新商品・新サービス/CRM・会員制度・サブスク化(LTV向上)/事業連携/ブランディング/補助金活用
3. 会社概要自社で大きな床(賃料)を抱えず、飲食店など既存店舗の空き時間・空き席を“ワーク席”としてネットワーク化し、月額会員が複数拠点を利用できるモデル。収益は会員獲得数と継続率に依存し、二面市場(会員⇄加盟店)を同時に回す必要がある。供給(加盟店)が増えるほど利便性は上がるが、運用品質がばらつくと解約が増え、LTVが崩れる構造。
4. 当初の課題・挑戦①価値が伝わりにくい(“どこで何ができるか”がイメージできず入会に踏み切れない)。②加盟店側は追加収益に期待する一方で、運用(Wi-Fi/電源/ルール/トラブル対応)への不安が強い。③会員制は継続が生命線だが、初回体験までの摩擦(登録、利用手順)が大きいと獲得効率が悪化。④広告費を投下しても、導線が未整備だとリードが無駄になる。
5. 取組み・成功のポイント構造課題(固定費・供給/需要の同時拡大)に対し、「摩擦を削る設計」を徹底。①会員向けに利用可能拠点・設備・ルールを“事前に見える化”し、不安を下げて成約率を上げる。②加盟店向けに導入手順・掲示物・トラブルフローをテンプレ化し、現場負担を下げる(品質を均す)。③会員登録→予約→利用の手順を短縮し、初回体験までの離脱を減らす。結果として、会員LTV(継続率×継続期間)が伸びやすくなり、広告投資の回収が可能になる。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)定性:加盟店・会員双方の不安をテンプレで潰し、サービス拡張の土台を確立。定量:成約(受注)率 +5〜15pt(目標例)、継続(更新)率 +5〜10pt(目標例)、継続月数 +1〜3か月(目標例)。次は法人福利厚生・サテライト契約の獲得でARPU/LTVを引き上げる。
7. 補助金・助成金の活用活用済:小規模事業者持続化補助金(一般型)(要確認)/使途:新サービスのWebサイト構築。採択の論点:会員獲得(リード→成約)と継続率を、導線整備で改善するKPI筋道。
8. リンク先(出典)採択一覧PDF:https://www.jizokukanb.com/jizokuka_r1h/1-7/doc/%E4%BB%A4%E5%92%8C%E5%85%83%E5%B9%B4%E8%A3%9C%E6%AD%A3%E4%B8%80%E8%88%AC%E5%9E%8B%E6%8E%A1%E6%8A%9E%E8%80%85%E4%B8%80%E8%A6%A7.pdf(PDF内:神奈川県/株式会社REBRANDING/「シェアオフィス新サービス『anywhere』WEBサイト構築」)

C社(東京都)|カフェ運営を“稼働の入口”にして、コワーキングの会員化へ接続

1. 会社名・個人事業主名C社(東京都)
2. 切り口新商品・新サービス/商品ミックス/メニューエンジニアリング/コミュニティ形成・UGC/レビュー・SNS運用/ITツール活用(集客、広告宣伝)/補助金活用
3. 会社概要不動産業の知見を活かし、地域の拠点型スペースを運営。コワーキング単体だと比較対象が多く、月額会員が増えるまで稼働が安定しない。そこでカフェを併設・運営し、来店母数を増やして“場の認知”を取るモデル。飲食は回転・原価・人手に左右される一方、コワーキングは固定費吸収が要で、二つのKPI(回転/粗利と稼働率/LTV)を同時に最適化する必要がある。
4. 当初の課題・挑戦①コワーキングの価値が未認知だと、見学・体験の入口が不足する。②ドロップインは来るが会員化せず、継続が作れない。③カフェが混むとコワーキング席の快適性が下がり、クレーム・退会につながる。④少人数運営では、席案内・予約・会員管理・衛生対応が分断すると工数が膨らむ。固定費に対して稼働率が伸びない月があると資金繰りが厳しい。
5. 取組み・成功のポイント「入口(カフェ)→体験→会員化」を一本の導線にするのが核心。①カフェの来店を“認知獲得装置”と捉え、店内でコワーキングの使い方・料金・静音ルールを明確化(問い合わせを減らし成約率を上げる)。②体験プラン・時間帯別プランを設計し、閑散時間の空席を埋める(稼働率)。③コミュニティ要素(イベント・紹介)を入れ、会員化の理由を作る(LTV)。飲食とスペースのルールを標準化して、品質(クレーム)を抑える。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)定性:カフェが集客の母数となり、コワーキングの説明・体験が増える。定量:稼働率 +5〜15pt(目標例)、成約(受注)率 +5〜15pt(目標例)、継続月数 +1〜3か月(目標例)。次は法人の打合せ・小会議利用を取り込み、平均単価 +10〜20%(目標例)を狙う。
7. 補助金・助成金の活用活用済:小規模事業者持続化補助金(一般型)(要確認)/使途:カフェ運営強化を起点にコワーキング事業を成長させる販路開拓。採択の論点:来店母数→体験→会員化で稼働率とLTVを上げるKPI筋道。
8. リンク先(出典)採択一覧PDF:https://r3.jizokukahojokin.info/doc/saitaku13/r4i_13_kanto.pdf(PDF内:東京都/有限会社恒倉不動産/「カフェの運営でコワーキングスペース事業の成長を目指す」)

D社(東京都)|ダイナミックプライシング×AI通知で“空席の価値”を最適化

1. 会社名・個人事業主名D社(東京都)
2. 切り口データ活用/ITツール活用(業務効率化、自動化)/AI活用/価格戦略・値上げコミュニケーション/補助金活用
3. 会社概要都心でシェアオフィス・コワーキングを運営。需要は時間帯・曜日で変動し、空席はそのまま機会損失。価格メニューが固定だと、繁忙時は取りこぼし、閑散時は空席が残りやすい。拠点運営はオペが複雑で、価格変更やキャンペーンを“勘”で回すと粗利がブレる。
4. 当初の課題・挑戦①空席が出る時間帯の埋め方が属人的。②値下げで埋めるとブランドが毀損し、長期の単価が下がる。③予約・利用データが分散し、打ち手の検証ができない。④空席を埋めたいが、告知を手作業で回すと工数が増え、収益改善が相殺される。結果として、稼働率と単価の“最適点”を探れず、固定費吸収が難しい月が発生する。
5. 取組み・成功のポイント構造(席×稼働×単価)を前提に、「価格×需要喚起×自動化」をセットで設計。①時間帯別の需要をデータで捉え、価格を動かして“空席の価値”を最適化(値下げではなく最適化)。②空き枠をAI通知等で自動的に告知し、需要喚起を省力化。③予約・利用・価格のデータを一元化し、施策の効果検証を回す。これにより、稼働率を上げつつ平均単価を維持/改善し、粗利を増やす因果が成立する。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)定性:勘頼みの値付けから脱却し、検証→改善のPDCAが回る状態へ。定量:稼働率 +5〜15pt(目標例)、平均単価 +10〜20%(目標例)、粗利率 +1〜3pt(目標例)。次は法人プランにも価格最適化を横展開し、LTVを伸ばす。
7. 補助金・助成金の活用活用済:ものづくり補助金(生産性向上促進補助金)(要確認)/使途:ダイナミックプライシング・AI通知を含むシステム開発/導入。採択の論点:稼働率と粗利を同時に改善する“データ×AI×価格最適化”のKPI筋道。
8. リンク先(出典)採択一覧PDF:https://portal.monodukuri-hojo.jp/common/bunsho/ippan/21th/%E6%8E%A1%E6%8A%9E%E8%80%85%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88_21%E6%AC%A1%E7%B7%A0%E5%88%87.pdf(PDF内:東京都/株式会社ベースポイント/「ダイナミックプライシング・AI通知でシェアオフィス稼働向上」)

E社(埼玉県)|“無人化に耐える運用”を先に作り、人手不足をKPIで乗り越える(未活用)

1. 会社名・個人事業主名E社(埼玉県)
2. 切り口ITツール活用(業務効率化、自動化)/情報セキュリティ・プライバシー/標準化・マニュアル化/生産性向上/接客・サービス
3. 会社概要住宅地〜駅前の中規模コワーキングを運営。個人の学習・テレワークに加え、地元中小企業の打合せ・面談が散発的に入る。地方都市ほどではないが、都心ほど母数が大きくないため、少人数運営で固定費を吸収するには“稼働の底上げ”と“省人化”が両輪。人手不足が進むと受付・清掃品質が落ち、レビュー低下→新規獲得が減る負の連鎖が起きやすい。
4. 当初の課題・挑戦①受付対応が属人化し、混雑時に案内遅れ・クレームが発生。②鍵管理・入退室・会員権限がアナログで、法人の短期契約を取りにくい。③清掃・備品補充のチェックが抜け、品質が安定しない。④無人化を進めたいが、セキュリティと利用ルールを整えないと事故リスクが高い。結果として、運営の工数が稼働率改善を相殺していた。
5. 取組み・成功のポイント“無人化は機器導入ではなく運用設計”と捉えたのがポイント。①予約→入退室→決済→請求(法人含む)の手順を統一し、利用者側の迷いを減らす(成約率・クレーム減)。②入退室・権限管理をシンプルなルールに落とし込み、例外運用を減らす(標準化)。③清掃・備品はチェックリスト化し、外注でも品質が落ちないSLAにする(品質KPI)。④情報セキュリティ面(Wi-Fi、個人情報)を明文化し、法人の稟議に耐える資料を整備。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)定性:スタッフの火消しが減り、運営が安定。レビュー低下リスクが下がり、紹介・リピートの土台ができる。定量:事務工数(分/件)▲20〜40%(目標例)、手戻り工数▲10〜25%(目標例)、稼働率 +5〜15pt(目標例)。今後は法人向け月額枠を設計し、継続月数 +1〜3か月(目標例)を狙う。
7. 補助金・助成金の活用未活用:まずは運用設計(標準化・外注SLA)で投資を抑え、KPI改善の確度を上げる方針。
8. リンク先(出典)企業公式HP(例):各社の施設サイト(「無人運営」「スマートロック」「会員管理」等の記載箇所) ※個別URLは施設により異なるため、該当施設の公式サイト内「ご利用方法」「入退室」「会員プラン」ページを参照。

F社(千葉県)|“会議室・面談”のBtoB需要を取り込み、単価と稼働を同時に上げる(未活用)

1. 会社名・個人事業主名F社(千葉県)
2. 切り口OEM/ODM・B2B化/販路開拓・営業活動(EC・越境EC・卸・代理店)/価格戦略・値上げコミュニケーション/接客・サービス/標準化・マニュアル化
3. 会社概要郊外型のシェアオフィス/レンタル会議室を運営。個人利用は平日昼に偏りやすく、稼働が読みづらい。一方、法人の会議・面談は単価が高く、請求書対応・利用統制・キャンセル規定など運用整備が整うほど取りやすい。売上天井は席数だけでなく、会議室の回転(枠の取りこぼし)と平均単価に左右される。
4. 当初の課題・挑戦①法人は「請求書」「予約確定」「利用ルール」が曖昧だと契約しない。②短時間枠が埋まらないと回転が落ち、会議室が“固定費の塊”になる。③問い合わせ対応が増えるほど、見積・日程調整の往復が工数を押し上げる。④価格を下げて埋めると、繁忙時の機会損失が増え、粗利が伸びない。
5. 取組み・成功のポイント施策は「法人の稟議に耐える運用」と「回転KPI」に直結させた。①法人向けに“見積テンプレ・請求締め・キャンセル規定・利用権限”を標準化し、営業提案を再現可能にする(成約率)。②会議室は時間帯別メニュー(2h/4h/終日)とセット割を設計し、空き枠の取りこぼしを減らす(回転・稼働)。③接客品質は“説明コスト”を下げるために、設備・ルールを事前に見える化し、当日のトラブルを予防。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)定性:法人提案がしやすくなり、個人中心からBtoB比率が上がる方向へ。定量:平均単価 +10〜20%(目標例)、成約(受注)率 +5〜15pt(目標例)、稼働率・回転 +5〜15pt(目標例)。次は定期会議・研修の“定額枠”を作り、継続月数 +1〜3か月(目標例)を狙う。
7. 補助金・助成金の活用未活用:運用標準化とメニュー設計でKPI改善を先行し、必要投資(内装・設備)は次段で検討。
8. リンク先(出典)企業公式HP(例):各社の施設サイト内「法人利用」「会議室」「請求書対応」等の案内ページを参照(該当箇所の見出し:法人プラン/会議室利用/料金表)。

G社(東京都)|“情報管理の信用力”を武器に、法人の利用障壁を下げる(DX寄り)

1. 会社名・個人事業主名G社(東京都)
2. 切り口情報セキュリティ・プライバシー/品質・安全・認証(HACCP/ISO等)/ブランディング/OEM/ODM・B2B化/補助金活用
3. 会社概要法人向けに“情報管理・セキュリティ配慮”を前面に出したコワーキング/オフィス運営。一般コワーキングは「誰でも入れる」利点がある一方、法人は情報漏えいリスクや利用者混在を嫌うため、セキュリティの説明責任が収益の前提になる。高い固定費を稼働で吸収するには、法人契約比率(LTV)を上げることが有効。
4. 当初の課題・挑戦①法人は“安全に使える根拠”がないと契約しないが、セキュリティ投資は費用対効果が見えにくい。②説明が弱いと、価格は一般相場に引っ張られて単価が上がらない。③利用ルールが曖昧だと、トラブル時の対応が属人化し、信頼が崩れる。④BtoBを増やすほど、請求・権限・入退室ログ等の運用が重くなる。
5. 取組み・成功のポイント“信用をKPIに変える”設計が肝。①第三者認証等で情報管理の根拠を作り、法人の稟議を通しやすくする(成約率)。②運用ルール(持込端末、来客対応、入退室記録)を標準化し、説明コストとトラブルを減らす(工数・品質)。③信頼をブランディングに落とし込み、価格の根拠を作る(平均単価)。結果として、法人比率が上がり、稼働の安定と回収(入金)の安定につながる。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)定性:法人に説明できる“安心材料”が整い、価格競争から距離を取れる。定量:成約(受注)率 +5〜15pt(目標例)、平均単価 +10〜20%(目標例)、手戻り工数▲10〜25%(目標例)。次は法人の複数拠点利用など、LTV型の提案を強化。
7. 補助金・助成金の活用活用済:小規模事業者持続化補助金(一般型)(要確認)/使途:情報管理に係る第三者認証取得を通じた信用力向上+販路開拓。採択の論点:信用力向上→法人成約率・単価改善のKPI筋道。
8. リンク先(出典)採択一覧PDF:https://r3.jizokukahojokin.info/doc/saitaku11/r3i_11_kanto.pdf(PDF内:東京都/4Stella合同会社/「情報管理に係る第三者認証取得による信用力向上及び販路開拓事業」)

H社(東京都)|“相場で勝てない”なら用途特化で勝つ:レンタルオフィス→用途特化スペースへ転換

1. 会社名・個人事業主名H社(東京都)
2. 切り口新規事業・多角化/新商品・新サービス/店舗体験・動線/VMD/価格戦略・値上げコミュニケーション/補助金活用
3. 会社概要レンタルオフィスを運営していたが、同業増で価格比較に巻き込まれやすく、空室が出ると固定費が重い構造。そこで、用途特化(例:面談・カウンセリング・撮影・施術など、目的が明確な利用)へ寄せ、単価と回転(枠の売り方)を再設計する。用途特化は内装・備品の初期投資が発生するが、価値が明確になれば価格の根拠を作りやすい。
4. 当初の課題・挑戦①一般レンタルオフィスは差別化が難しく値下げ圧力が強い。②空室が続くと回収が遅れ、資金繰りに直撃。③新用途は集客導線が変わり、既存顧客がそのまま移行しない。④時間貸しは回転がKPIだが、予約の取りこぼし・当日キャンセルが痛い。
5. 取組み・成功のポイント構造課題(固定費×空室)を「用途特化×導線×メニュー」で解決。①内装・備品を用途に合わせて設計し、誰が何の目的で使うかを明確化(単価の根拠)。②Web導線で“設備/規約/利用例”を先出しし、問い合わせ往復を削減(成約率、工数)。③平日割・長時間割など時間帯別メニューで空き枠を埋め、回転を上げる(稼働)。結果として、単価を下げずに稼働率を上げ、投資回収を早める。
6. 成果・今後の展望(定性+定量)定性:ターゲットが明確になり、価格競争から距離を取れる。定量:平均単価 +10〜20%(目標例)、稼働率・回転 +5〜15pt(目標例)、事務工数 ▲20〜40%(目標例)。次は定期利用の法人・講師と提携し、継続月数 +1〜3か月(目標例)を狙う。
7. 補助金・助成金の活用活用済:小規模事業者持続化補助金(一般型)(要確認)/使途:業態転換の告知(LP/広告/販促)+予約導線整備。採択の論点:新用途で稼働率と単価を引き上げ、固定費回収を改善するKPI筋道。
8. リンク先(出典)採択一覧PDF:https://r3.jizokukahojokin.info/doc/saitaku13/r4i_13_kanto.pdf(同PDF内に業態転換・空間活用系の事業が多数。該当箇所は「レンタルスペース」「サロン」「会議室」等の補助事業名で検索)

3. 補足・参考情報

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